興信所・中札内のつぶやき話 男のかっこのつけ方を学びました

(株)アイシン興信所  代表の高橋です。

当社は中札内村を含め、北海道全域で様々な調査を承っております。

近年、我々探偵業界において大きな変化が

夫の浮気調査より妻の浮気調査が多いことです。

そして相対的に妻の母親としての意識の低下です。

ある寡黙で不器用で誠実なご主人からの依頼。

妻がここ数カ月、様子がおかしい。

自分が夜、仕事でいない時に小さな子供達をおいて外出をしているらしい。

自分に急に離婚を迫ってきている。

そのようなご相談であった。

探偵は様々なアドバイスをさせていただき、ご依頼をいただく。

ご主人の要望は二つ。

離婚するのであれば状況をハッキリさせたい・・・・

親権を取りたい・・・・

調査結果は呆れるものであった。

奥さんは浮気相手のところの入り浸り。

夕方、家に戻り、簡単な夕食を作ってはご主人の帰宅前に出掛ける。

そしてまた浮気相手のところに行くのである。

その後、夜遅くに家に帰るのである。

探偵は以上をご主人に報告する。

ご主人は奥さんに事実を知ったことを静かに告げる。

奥さんは言い訳をして開き直り。

挙句の果てに逆上する。

それでもご主人は「 子供だけはおいていけ 」と静かに繰り返すだけだった。

奥さんも弁護士などに相談したのだが浮気をするために

小さな子供たちを置き去りにしたことで親権は不利と言われたようである。

その後、奥さんも親権は諦めた。

このご主人は探偵に最後まで愚痴を言わなかった。

探偵に一言だけ言ったことは、

「彼女と結婚したのも運命です、そうでなければ

子供たちは今、存在していないのですから」

その後、ご主人は朝早く起きては子供たちのご飯を作り、あわただしく出勤する。

夜は急いで帰宅し、夕食を作る。

先日、探偵がお会いした時にご主人は

「これも自分の人生です。これからもがんばりますよ」と笑顔でお話をされていた。

探偵はこのご主人に男のかっこのつけ方を学びました。

 

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