(株)アイシン興信所 代表の高橋です。
当社は沼田町を含め、北海道全域で様々な調査を承っております。
今回は調停について考えてみます。
浮気問題や離婚などで当事者間での話し合いが行き詰った場合、
家庭裁判所に調停を申し立てることがあります。
ですが調停に過度の期待をしすぎるのも危険です。
まず調停員ですがいわゆる法律の専門家ではありません。
町の名士といわれる方々が名誉職で行っています。
調停員によっては自分の主観を全ての基準にして
持ち込めれる調停事案を個別に精査しないのです。
また調停は申立人の話を先に聞きます。
本来は先入観を持たず、双方の話を聞いてから
調停の方向性を決めるべきなのですが
やはり先に調停申し立てをし、最初に状況を話した方が
調停員の印象を良くすることができ、優位に進むケースが多いですね。
さらに調停においては演技力も重要です。
例えば妻の浮気問題で離婚せざるをえない夫。
話し合いをしようとしても妻は開き直りと逆上するだけ。
挙句の果てに自分の浮気には触れず、離婚調停の申し立てをしてきた。
夫は妻が浮気をしており、その浮気相手と会うために
小学生の子供を置き去りにして外出しているなどを調停員に告げるのだが、
妻はその前に女優になりきり、涙を流しながら
調停員に夫についての嘘を並べていたのである。
そうなると調停員の方向性は妻の主張を優先し、夫の話を聞こうとしないのである。
また基本的に妻は弱者との先入観を持つ調停員も多い。
実際は逆なケースも多いのですが。
まずは調停を過信せず、入念な準備をして調停に臨むことが大切です。